2006年、当時僕は8歳だった。
小学三年生だったとき、
親に「ゲームをやめなさい」と
よく怒られていました。
「ゲームで遊ぶくらいなら外で遊びなさい」
というのが普通の価値観でした。
現代のゲーム感
しかしPS3や64で
遊んでいた子供が日本社会に進出し、
現役世代として戦う様になりました。
僕は高卒で今の会社に入り
今年で9年目になりますが、
ゲームへの風当たりが
向かい風になってきたことを感じます。
当時18歳だった僕が「ゲームが趣味です」と答えると先輩達には受け入れられません
でしたが27歳の今「ゲームが好き」と答えても違和感はなく、
後輩たちにも受け入れられます。
ただゲームのジャンルは変わってきました。
僕は今PCでゲームをしていますが先輩や後輩たちはスマホゲーが主流の様です。
コンソールと言われるPSシリーズやSwitchで今何やってる?と聞いても答えられない
人が多いように感じます。
しかしスマホの普及、そして家でゲームをしていた世代が社会に進出したことで
上から下までゲームに対する批判的態度が10年20年前と比べかなり改まってきました。
つまり世間がゲームを受け入れる様になった
今親となった人ですら「ゲームをさせていれば子供が大人しくなる」と言って
許容する方も多いようです。
幼いときからゲームばかりしてきた
私にとってこの風向きの
変化は嬉しいものがあります。
ただゲームを散々プレイしてきた僕だから言えるゲームの善悪があります。
先ずは「善」の部分について話します。
ゲームの善性
一つ目「国語力が付く」
私は頭が良くはないのですが、国語のテストだけは妙に得意でした。
大人になった今、振り返ってみるとゲームの影響によるものと感じました。
ゲームでは沢山のキャラクターたちがドラマを織りなします。
その中で得た感動やキャラの言い回しが僕に「ストーリーを読む力」や
「敬語の使い方」を覚えさせてくれました。
それがそのまま国語の点数として反映されていたんだなと強く実感しました。
漢字の読み方も、学校の勉強だけでなくゲームから自然と得ている部分も
多かったです。
二つ目「道徳を学べる」
学校の授業で道徳の時間はあると思いますが、時間割表を思い出してみると
圧倒的に少なかったのは覚えています。
授業で学ぶ以外にも学校生活や友人との交流で道徳は身についていきますが、
関係を結ぶ相手によっては悪い方向へ引っ張られたりします。
そんな時、ゲームであれば基本
主人公は「善」で敵は「悪」です。
主人公が仲間を集めて絆を結び、ラスボスを倒す過程で何が「善いこと」なのかを
学べます。
反対にラスボスが主人公たちに対して
どんなことをしてくるか?で
何が「悪いこと」なのかを学べます。
これは一見すると浅いようにも見えますが、かなり重要なことです。
というのも、年齢が高まってくるに連れて次第に理解力も向上します。
するとより難しいテーマのゲームのストーリーも理解できるようになります。
自分たちがやっていることは
本当に善い行いなのか?
敵の悪行にはそうしなければ
生きてこれなかった理由があったのでは?
この様な複雑な事情、世界観を主人公として実際に体験することができます。
この体験は本を読んだり映画を見たり
するよりも色濃く強い体験になります。
実際にプレイしていますし
自分が行動を起こすたびに
世界が変わるというのは
ゲームならではです。
そうして自分から苦労して
望むものを手にするために、
夢を実現するために
戦っていく歴史の中で
自然と道徳を学べます。
三つ目「コミュ力の向上」
最近はネットの世界を
誰でも楽しめます。
そんな中では、
顔も見えない相手と
交流することが
当たり前になってきました。
昔はPCを持つ人しか
知らない相手と交流する手段は
ありませんでしたが、
今はスマホがあります。
本当に便利ですが、
同時に危険も孕んでいます。
現在のゲームもオンラインゲームが
主流となっています。
全世界の誰かと協力して
通話しながら目標を達成する。
これが当たり前です。
そして今ではゲームをしていて
悪く思われる時代は終わりました。
オンラインで作った友達との
コミュニケーション方法が
そのまま現実世界で活かせる
場面は以前と比べて
格段に増えました。
更に「どんなゲームをしてきたか?」
という話題が先輩に受け入れられる様
にもなりました。
昔は「野球」「酒」「ギャンブル」「異性」の
話が主流でしたが、令和となった今は
デジタルな話題が加わった分
ゲームの話題が会社に馴染む為の
武器になりえます。
その他だと
「Youtube」や「投資」といった
話題も強いイメージがあります。
その他のメリット
またゲームが好きだからこそ
パチンコや競馬といった
ギャンブルをコスパが悪いと
考えたり、キャバクラや風俗より
ゲームが楽しいと考えたりして、
変に散財しなかったりします。
(課金ゲーにハマった場合は別)
加えてパソコンにも自然と強くなります。
エクセルやワードの吸収率は
ゲームをやっていない人と比べると早く、
AIなんかも抵抗感なく使えたり
する人も多いようです。
善性のまとめ
さて「善」の部分のまとめです。
ゲームは
「国語力」「道徳心」を養い、
会社に入った後に武器としても使える。
更には「新しい技術に対して抵抗感が薄い」
という善性を持っている事がわかりました。
私自身の場合で言うとゲームで
培ってきた上記の経験があったお陰で
昨年結婚できました。
(嫁はゲーム好きじゃない)
ゲームの悪性
では次に「悪」の部分を話します。
一つ目「やるべきことができない」
ゲームに熱中することによって得られる
快感や感動は素晴らしいものがあります。
しかしその分、本当にやるべきことを
後回しにしたりやらなくなる
ことは多々あります。
宿題を後回しにしてしまったり
寝る時間を削ったり
部活や塾をサボったり等です。
そういったサボり癖が付くと
社会に出ても苦労します。
僕は提出物が未だに苦手です。
寝る時間も良く削ります。
こうした失敗を防ぐためには
親がゲームする時間を
管理することが大事でしょう。
その時に、なぜ時間を
管理しなければならないのか?
ということを子供に納得させ、
自主的に管理するようにできれば
ベストですね。
二つ目「精神汚染」
先程僕は「道徳や優しさを学べる」
と言いました。
確かにその通りです。
しかしその一方でまだクリア
していないゲームや
新作を買って未プレイの物など
があるとそのゲームの事で頭が
いっぱいになり、イライラし始めます。
結果学校の授業内容が頭に
入らなかったり、
家族と遊んでいるときですら
「あ~ゲームしたい」と
思うようになります。
これが結構ストレスで、
ニコチンが切れている感覚に
恐らく似ていると思われます。
それが更に強くなってくると
所謂ゲーム依存症になってしまいます。
私は普通に飽きたりして
数か月ゲームをやらないときも
あるのですが、
そういう時は精神汚染が解けるので
かなり活動的になります。
嫁との買い物が苦じゃなくなったり、
休みの日でも朝の内に起きれたりします。
やりたい欲から解放されることは、
「抑圧されている」というストレスから
解放されることでもあります。
するとゲーム以外の事に
興味を持てるようになります。
そんな時、精神が澄んでいる様な感覚を
覚え、周りが見える様になります。
三つ目「様々なトラブルに遭う」
多い例で言えば
「金銭トラブル」
「人間関係のトラブル」
この二つです。
昔からゲームを楽しんできた
私ですが大人になった今でも
ちゃんと警戒しないと
とんでもないトラブルに
巻き込まれそうになることはあります。
特にオンラインゲームは
全世界に通じていますから
お子さんが危険な目に合う
確率は更に増します。
「良いアイテムをあげるよ」と
言われて課金させられたり、
時間をかけて仲良くなった後に
住所や本名を聞かれて答えてしまい、
それが原因で
脅迫や詐欺に遭ったり
する例は枚挙にいとまがありません。
またゲームを攻略したいという思い
から親の知らないところで
課金をしてしまって大金を請求される。
なんてこともあります。
(これ私も小三でやらかしました)
人間関係で言えば
先程の様に脅迫されて、
金銭ではなく性的な動画や写真を
求められるケースもあります。
それが更に脅迫の材料と
なってしまい事態の悪化を
招くケースは残念ながら存在します。
そうならないように
オンラインの世界では
・住所を言わない
・偽名を使う
・写真は送らない
・お金はかけない
ということを徹底しましょう。
悪性のまとめ
さてこういったゲームの「悪」の
部分を見ると、いくら世間のゲームに
対する見る目が変わったとはいえ
危険な部分も多いことが分かります。
学力低下や依存、特殊詐欺といった
リスクが存在することは事実です。
では総合して考えたときに
「ゲームは悪」なのでしょうか?
まとめ:ゲームは悪か?
結論、私は良いことの方が
多かったと思っています。
ストレスの解消方としても
優れていましたし、
ゲームから学べたことや、
ゲームで通じた友達のお陰で
成長できた部分もありました。
何度かオフ会をして
ゲーム仲間と現実で
遊んだときなんかは
不思議な感動がありました。
しかしそれらは
一歩間違えれば取り返しの効かない
大悪になった可能性もあったはずです。
それにゲームに熱中している間は
現実世界との関りが希薄になります。
もしゲームばっかりやっていたら
私は今の親友と出会えず、嫁とも
出会えていなかったと思います。
しかしそれは
仕事や遊びや勉強でも
言えることだと思います。
つまり何事もやりすぎは悪です。
そして無知も悪を招きます。
ゲームに対する向き合い方を学び、
現実との向き合い方も学ばなければ
ゲームは悪になります。
逆にそれさえできれば
ゲームでしか得られない感動や学び
は沢山あります。
今ゲームをやっている人
そしてゲームをしている子供持つ
親たちがこの記事を読み、
何か感ずるところがあれば幸いです。